2013年6月21日金曜日

地域の活性化と地域通貨

上平研究室4年の里見です。
研究室ではもえたんって呼ばれています。
わかりやすいことを考えるのが好きですが、文章を書くのは苦手です。


突然ですが
みなさん「地域通貨」はご存知でしょうか?
言葉の通り、特定の地域で使えるお金です。

専修大学のある多摩区では「たま」という地域通貨があり、
たま事業者会員のお店で物を買ったときや、イベントへの参加したときの
支払いの一部として「たま」を使うことができます。
(1たま=1円です)
※地域通貨「たま」 http://www6.ocn.ne.jp/~tamanowa/index.html












じゃあ、「たま」ってどうやって手に入れるんでしょう。
手に入れる方法は3つあります。

1つめは、たまのわネットワークの個人会員になることです。
入会の際に500円支払うと1500たまをもらうことができます。
500円で1500円分の地域通貨を手に入れるというちょっとお得感。

2つめは、たまの会員同士で「してほしいこと」の依頼を受けたり
モノを提供したときのお礼として「たま」をもらうことができます。
たまのわネットワークに入会する際に
「自分のできること」「自分のしてほしいこと」を記入します。
(例)できること:「子どもの面倒を見られる」「料理が教えられる」
   してほしいこと:「子どもの相手をしてほしい」「料理を教えてほしい」
事務局の仲介を経て「してほしいこと」をこなしたときのお礼として
たまを手に入れることができるのです!

でも、会員の「してほしいこと」なんてどこで知るんだと思いませんか?
地域通貨たまのウェブサイトの中で検索することができるんですよ。
※「してほしいこと」検索ページ http://member.grassk.org/kaiinselect.php

そして3つめは、「たま」がもらえる活動への参加です。
ゴミ拾いなどのボランティアに参加すると、お礼として「たま」を受け取ることができます。
たまのわネットワークに会員登録をすると
たまがもらえる活動、使えるイベントに関する情報をお知らせする「たまのわニュース」が
月に1度届くので、もらえる活動もチェックすることができます。
(ウェブサイトの方にもページはありますが、現在は更新されていないようです)

使うためには「たま」を持っている必要がある。
参加をすることで「たま」をもらうことができる。
「たま」を介して地域とつながるのです。


こんなにも面白い仕組みなのに
地域通貨「たま」では現状は一部の住人にしか使われていません。
もっと多くの人が興味を持ち、使うようになれば、地域の活性化につながると思っています。

では、私には何ができるんでしょう。

何かを知るときにはインターネットで調べようと思うことはありませんか?
ウェブサイトを確認してみようと思うことはありませんか?
ウェブサイトから興味をもつことはありませんか?
私はあります。

なので
「地域通貨たまのウェブサイト管理システムの制作・提案」
を研究テーマにすることにしました。
「たま」に興味を持ってもらえるようなウェブサイトを考え、制作し、
たま運営委員会の方に提案したいと思っています。


人は必ず年をとって高齢者になります。
今は仕事一筋でもいつかは退職して、仕事がなくなります。
そんなとき会社っていう社会とのつながりが一つ減ってしまいますよね。

残された地域でのつながり。
困っているときに相談に乗ってくれる、
体調を崩して家から出れないとき「最近里見さんみかけないわね」と気にかけてくれる、
そんな地域のつながりへと変わったらいいなと思います。
だから地域の活性化をさせたいのです。

研究室のメンバーが地域に関心をもってくれたら、私も泣いて喜びます。

0 件のコメント:

コメントを投稿