2013年6月10日月曜日

研究テーマとこれまでのまとめ

こんにちは。
上平研究室の黒川悠加と申します。

研究室が始まり、約2ヶ月が経ちました。
今回は私が今取り組んでいる研究テーマと
これまでのまとめを書かせて頂こうかと思います。



私は現在、「軽度知的障害をもつ人とその家族の為の自立サポートツールの開発」
これをテーマとして研究を進めています。

実は、研究室が始まった当初は、「意思を言葉で伝えられない人たちのための支援ツール開発」を目標としていました。しかし、調査を進めるうちに「Voice4u」等、すでに完成されたツールがあるとわかり、視点変更の必要性を実感。そこで、軽度知的障害者とその親、そして自立という面にフォーカスを当て直し、現在のテーマへと変更したのです。

障害を持っている方たちは、誰かのサポートを必要とする場合がどうしても出てきます。そのため、親や家族と過ごす時間が多くなる。私の妹も軽度の知的障害を持っていますが、やはり親と過ごす時間が多い。もちろん家族と過ごす時間は大切です。しかし、ずっと傍にいて何でもかんでもサポートしてあげるというのは本当に正しいのか、そこに私は疑問を持ちました。

これまで何冊か知的障害に関する書籍を読みましたが、その中には、重度の知的障害を持つ人でも楽しく1人暮らしを行っていたり、自力で通勤し働く人々の例が数多く載っていました。その人たちはいずれも、最初は出来なかったことでも繰り返しの練習によって出来るようになったことが多い人たちです。

どうしても出来ないことはもちろんあると思います。でも、繰り返しの練習によって出来るようになることもある。

以上のことから「出来ること、今は出来ないこと、出来ないこと」それを細分化して把握し、サポートの形を考えていくのが良いのではないか、少しでも自立出来ることは自立させるのが良いのではないか、そう私は思うようになりました。

今後は、「出来ること、今は出来ないこと、出来ないこと」を細分化する方法、そして細分化したものを使用したサポートのあり方を考えていければなと思っています。

それでは長くなってしまいましたが最後までお読み頂きありがとうございました。
このへんで失礼致します。

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