2012年6月26日火曜日

ユーザーインターフェイスの研究

こんにちは、上平研究室の中田と申します。
前回の大越くんと同じプロジェクトで活動していた者です。

前年度に開発したAndroidアプリケーションのUIに満足できなかったことから、今年度の卒業製作ではUIの研究をすることにしました。


具体的には、前年度に他のプロジェクトによって“食から世界を知ってみませんか?”というテーマのもと製作された『dish × dish』というWEBサイトをスマートフォン向けアプリ、あるいはスマートフォンサイトとして製作するというものです。


『dish × dish』
URL: http://www.ne.senshu-u.ac.jp/~proj23-7/dishdish/index.html


その中でプロトタイプを何度も作りなおすことや、多くの人からフィードバックをいただくことで、改善を積み重ね学んでいくことを目標としています。


私の研究内容を記すのみとなってしまいましたが、今回はここまでとさせていただきます。次回は読んでいて面白いと思ってもらえるようなことを書けるよう、今後の活動を頑張りたいと思います!

2012年6月11日月曜日

人間中心設計によるアプリ開発再び!!


今回、研究の記事を担当するのは2012年度上平研究室の大越です。


私は、去年のプロジェクトで外国人を対象としたモバイルアプリのデザインを人間中心設計に沿って開発した経緯から、その反省を活かしてもう一度開発プロセスを辿ることで何がどのように変わるのかを研究することとしました。ちなみに、今回の調査対象はドイツ人の日本滞在者(留学生で女性)です。

現在は、インタビューで聴いた情報のまとめの段階で、KJ法によりコンセプトのヒントを拾っているところです。今回の記事では、そのインタビュー結果から考えたことを掲載します。


◆インタビューで考えたこと


インタビューでは日本とドイツでの生活を比較しながら話をしていただきました。
もう、面白い話がボロボロと出てきましてね。

例えば、彼らにとって夜10時に寝ることは普通であり、それゆえ日本で他国の人とルームシェアをすると、自分が寝る時間に隣から生活音が聞こえて眠れず、次の日に寝不足になると嘆いていた。また、ドイツのお店はどこも(無人のガソリンスタンドや駅構内の売店などは除く)朝8時ころから始まり、夜10時ころには閉まってしまうのだとか。日本のコンビニはさぞかし感動しただろう。しかも、これは遅い時間まで働いている例で、一般の社員は残業なしで夕方5、6時には帰宅できる。この、早くから働いて早い時間から休みに入るというのは、仕事の効率を高めることを強く意識しているからではないかと思う。

同じようなことが次の話からも言える。彼らにとって休日とは普段と違うことをするための日であり、家事を含む一切の仕事をしないことになっている。例えば、散歩に行くついでに喫茶店のバルコニーで日光浴しながら一休みするとか。ともかく、リラックスやリフレッシュになることをするという。このように、休む時にしっかり休むことで疲れを取って、平日働く時に思い切り動けるようにしておくのではないだろうか。


話が変わるが、外国では日本については伝統文化ばかりが伝わっているのか、どこでも神社や寺院など、伝統文化がそこかしこに見受けられると思っていたとかでメチャクチャ残念がっていた。

忍者信じてる外国人もすごいけど、コレもすごい(笑)でも、何となく納得。

前に、ベトナムに行く前に雑誌とかで情報漁ってたけど、田舎の景色とか栄えた街並みとかの写真を掲載しているのはあまり目にしなかった気がする。載っているのが代表的な建築物ばっかだから、実際に向こうに行ってみたら想像と全然違っていて驚いた。きっと同じことだろう。


もう一つ、日本人への印象について。何やら、彼らは日本人への印象に戸惑っている様子。第一印象は『思いやりがある』らしい。おそらくこれは、駅員やお店の店員が原因だと思われる。彼ら曰く「ドイツでは、なぜかは知らないが駅員がいつも怒っている」。そして、店員は愛想が非常に悪いとか。対する日本では、駅で迷って駅員に尋ねたら親切に案内してくれたり、店に入ると店員が笑顔で接客してくれると破顔していた。母国との差が大きいために、日本人は『思いやりがある』などと思ったのだろう。

しかし、それも第一印象に過ぎません。

外に出れば、サインを出さずに曲がる車。道の端を走らず道をうようよと走る自転車。まあ、第一印象疑いますよね(笑)コレを話し終えて「日本人・・・・・ん~」とか苦笑してました。

ここで、こんなことをふと思い出しました。確か、ドイツ人は誰か有名人に似ていると言われるのが好きじゃないんだとか。こういったことにも細かいのも、個性を大切にしているからかもしれません。


こんな感じで、彼らがどういう生活を送り、それをどのように捉えているのかというのを知ることができました。


これで大越の記事を終えたいと思います。
次はコンセプトとアプリのアイデア出しか。

皆さん、今後も頑張って行きましょー!!

2012年6月5日火曜日

音を使ったコミュニケーションツールのデザイン

こんにちは

2012年上平研究室の加藤です。

今回は私の研究テーマについて説明させて頂きます。





私は「音を使ったコミュニケ—ションツールのデザイン」をテーマに研究を進めています。

“音”にも様々な種類がありますが、今はその中でも“音楽”に絞って活動中です。
理由はとてもシンプルで、自分が音楽をやっており、音楽を広めたい、音楽の知識を研究で活かしたいと思ったためです。

現在小学生をターゲットに、小学生と音楽の関わりを調べています。





研究状況についてです。

先々週、実際に小学生にインタビューを行なってきました。
小学6年生の男の子で、ピアノを習っている子です。

今回はその中からいくつか紹介させて頂きます。


◆「音楽の授業で楽しいと思えるのはどんなときですか?」
→「合奏ということが今までと違う感覚で面白いです。合奏の方がダイナミックです。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピアノを習っている子なのですが、ピアノは独奏でやっているそうです。
皆と合わせているということや、壮大なことが新鮮に感じられて楽しいようですね。
私は、小学生は自分のパートを弾くのに必死で皆で一緒に合わせているということが実感出来ていないのではないかと思っていたのですが、そうでもないみたいで驚きました。




◆「音楽の授業でつまらないと思えるのはどんなときですか?」
→「自分の声とうたの音程が合わないときはつまらないです。口パクしています。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これを聞いて、確かに小学生のときは男の子が声が出なくて苦労していたのを覚えています。
中には声変わりしている子もいますが、ほとんどの子がまだですからね。
声が出ないものを歌わせられるのは確かにつまらなそうです。
合奏では仕方がないことなのでしょうか・・・




◆「授業でやってみたいことはありますか?」
→「小学校の授業ではリコーダーと鍵盤ハーモニカが主体だから、もっと色々な楽器をやりたいです。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
インターネットで、小学生の音楽の授業に関するアンケートをまとめた記事を読んだことがあるのですが、色々な楽器をやってみたいという小学生は多いみたいです。
そういえば、何故小学校ではリコーダーと鍵盤ハーモニカなのでしょうか。




◆「音楽を今後に活かしたいと思いますか?」
→「今はただ音楽を楽しんでいるだけで、今後のことは考えていないです。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この子にとって、音楽は息抜きだそうです。
だから今はただ音楽を楽しんでいるだけ。
中学高校になったら音楽を将来に活かしたいという子も多いのかなと思いますが、小学生のうちはまだそこまで考えないものなのでしょうか。





以上、面白いなと思う内容をいくつか挙げさせて頂きました。
男の子、ということもあるかもしれませんが、やはり歌うことより楽器を扱うことの方が楽しそうに感じました。
でも小学校の授業はリコーダーと鍵盤ハーモニカばかりですよね。
もっと色々な楽器を扱うような授業だったら、小学生の楽しみも増えそうです。


今後は、小学校で音楽を教えている先生にインタビューを行なう予定です。










また、ここからは私の研究に関係ないのですが、研究室で行なったワークショップを紹介させて頂きたいと思います。

先生が提案してくださったワークショップで、太いマジックを使ってキャッチフレーズを思いつくままに紙に書く、というものです。
今回は自分の研究テーマのキャッチフレーズを思いつくままに書きました。




鉛筆で細々とキャッチフレーズを考えるよりも、太いマジックを使って紙にでかでかとと書くことで、勢いに任せて書くことが出来ます。
あれやこれやと頭で考えてノートに羅列して書くよりも、こっちの方が良いキャッチフレーズが出てきそうですよね。







以上で、今回の記事は終わりにしようと思います。
長々と失礼致しました。
少しでも、私たちが行なっていることが皆さんに伝わっていたらなと思います。