2011年6月28日火曜日

最近までのプロジェクト活動

こんにちは。初めまして!
上平プロジェクトの大越(別名:ヘンリー)です。
今回は私がブログの記事を担当します。

記事の内容はプロジェクト活動についてです。
プロジェクトとは専修大学ネットワーク情報学部の3年生が受ける講義で、
12人程度のチームごとに活動を進めていき、一年を通して
チームメンバー全員で協力して何かを成し遂げるというものです。
私のチームは「日本に滞在する外国人に、嬉しいモバイルサービスを提供しよう」
というテーマを元に日々活動をしています。

先々週、私たちはプロジェクトの中間発表で成果物として出す
スマートフォンアプリのアイデアを調査結果から出しまくりました。
メンバーが12人と多いので3つのグループで進めていったのですが、
どこもすごく頑張っていました。

※班は日本に居る外国人滞在者の滞在期間(短期・短期~中期・中期)ごとに分けました。

班によっては300個以上のアイデアを出したり、
大きなホワイトボードを埋め尽くすぐらい考えを巡らしていたり、
一個一個のアイデアを熟慮しながら出していったり。
行なったアイデア出しの方法が実際に正しいのかはわかりませんが、
皆が自分たちなりに考えて積極的に取り組んでいる姿を見ることができて
リーダーとしては嬉しい限りでした!


←アイデア出しが終わったとこ(皆さんお疲れさま!)







先週はそれらのアイデアを基にしてグループごとに
アプリの目的や機能を具体的に考えて、メンバー全員の前で発表し合いしました。
ちなみに、アプリを具体的に考える際に気を付けたことが4点あります。
①利用状況がしっかりイメージできるか
②ニーズがあるのか
③担当する滞在期間の外国人たちはスマフォのネットを繋げるのか
④その滞在期間だからこそのアプリなのか
についてです。
個人的には、特に①と④の両立が難しかったです。


←アプリの目的や機能を考えている







そして、発表した中で「これなら良いんじゃないか」と思うアプリの案を2つ選び、
先生方にそれらのアプリについてアドバイスをいただくことに・・・・・


←班ごとに発表の準備をしている







で、ボッコボコに叩かれました。
ジャブからくるかと思いきやコークスクリューブローのデンプシーって感じで(笑)
お互いに発表した時は、どれも結構考え込んであるから大丈夫かと思ったんですけどね。

それで、先生方には多くのアドバイスをいただいたわけですが、一番痛かったのは
「アプリを一目見てすぐに『外国人らしさ』が伝わってこない」
というものでした。そして、
「『外国人らしさ』を知るには比較となる『日本人らしさ』を知るべきだ」
ともアドバイスをいただきました。
まだまだターゲットをしっかり見ることが出来ていないんだな~、と痛感させられました。

意外とダメージがありましたが、アドバイスの内容自体はある程度予想できてはいたので
「やっぱりつっこまれたか」という感じで軽いノリで受け止めることができたのは良かったです。
落ち込んでもすぐに復活して活動に繋げられましたし!
てか、本当にこの時期で良かったわ~と思いました。
中間発表で今の状態になってたらと思うと・・・・・こわっ(笑)

今度は『外国人らしさ』をしっかり考えて挑戦だっ!
皆、夏休みを夢見てラストスパート突っ走ろう!!!!!

2011年6月20日月曜日

BEAT-Seminar

こんにちは。
上平研究室の高橋です。
参加させて頂いたセミナーやイベントの記録と共に、
自分が考えたことも少し綴っていけたらと思っています。
よろしくお願い致します。

今回は、もう大分日数が経ってしまったのですが
6月4日に開催されたセミナーについてのレポートです。

こちらに参加させて頂きました。
■BEAT-Seminar
日時:2011年 6月4日(土)
場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール
http://www.beatiii.jp/seminar/

内容:
1.「ソーシャルメディアが変える社会」
津田 大介(ジャーナリスト)

2.「Twitterを利用して高校生と大学生・社会人が進路と学ぶ意味について
考える"Soclaプロジェクト"」
山内 祐平(東京大学 准教授)
北村 智 (東京経済大学 専任講師)

3.「グループで小論文を相互添削するシステム"Re:"(アール・イー)」
椿本 弥生(公立はこだて未来大学 特任講師)
高橋 薫 (東京大学 特任助教)

4.参加者によるグループディスカッション

5.パネルディスカッション「ソーシャルメディアによって変わる学びのかたち」
司  会:藤本 徹 (東京大学 特任助教)
パネリスト:今村 久美(NPOカタリバ 代表理事)
椿本 弥生(公立はこだて未来大学 特任講師)
高橋 薫 (東京大学 特任助教)
山内 祐平(東京大学 准教授)


福武ホール到着。東京大学へ来たのは実ははじめてです。
ちなみにこれしか写真ないです。すみません…

震災以降、ソーシャルメディアの役割やこれからについて
非常に考える機会が多かったので
今回、被災地にも積極的に出向かれている津田さんのお話は
「生の声」なのでとてもリアリティがありました。
津田さんのお話にもありましたが、
「当事者性の重要性」を講演を聞きながらも体感。

印象に残っている内容を2点。
ひとつは、Twitterでの救援依頼の拡散RTは果たして
どれだけ効果があったのかという話。

実際、5割程度が救援に繋がり、
間違いの中でも3割くらいは解決済みがRTされていたケースが多かった。

とのこと。
予想していたよりも高い確率で救助に繋がっていることには驚きでしたが、
時間が空いてしまうことにより結果的に間違いになってしまうケースなどは
対処が難しかったため、やはり問題点も沢山あったそうです。

あとは
「ソーシャルメディアは動員の革命」
という言葉。
ソーシャルメディアはあくまで背中を押す存在であり、
リアルへどう繋げるかが大切だということ。
これからWebを扱っていく上で、
Web上のコミュニケーションのみで物事を考えない姿勢は
忘れずにいなければならないと肝に銘じておきました。

そして津田さんは、
ソーシャルメディアによる現象を読み解くキーワードとして

「リアルタイム性(速報性・伝播力:発言の再生産)」
「共感・協調(感情・思考の共有)」
「リンク(具体的行動の促進)」
「オープン性(参加・離脱が容易にできる)」
「プロセス(コミュニティー成立過程が可視化される)」

を挙げられていました。


「Twitterを利用して高校生と大学生・社会人が
進路と学ぶ意味について考える"Soclaプロジェクト"」
「グループで小論文を相互添削するシステム"Re:"(アール・イー)」
では、高校生の持つ社会へのイメージや
進路を考える際の発想の仕方などがとても興味深かったです。

「社会で必要な教科・不必要な教科はなんですか?」

という質問が高校生から出たそうで、
結果的には「どれも大切だよ」という回答が大半を占めるのですが
確かに自分の高校生の頃を振り返ってみても、
そんな風に考えていたなあと思います。
高校生の内は中々イメージがつかないですが、
授業や他の活動でもっとそれが可視化される学習があれば
良いのかなと思いました(漠然としていてすみません)

また、高校生同士のコミュニケーションで
脱線し雑談が始まった場合、
様子を見ていると誰かしらが止めて収束していくという
プロセスが非常に面白かったです。

終盤で、参加者同士の感想の共有も含めながら
社会人の方と3人で、10分程度のグループディスカッションをさせて頂きました。
自分の持った疑問を問いかけたり、
感想を声に出すことで、
感じたイメージのようなものが徐々に形作られていく。
わたしの抽象的な感想にも素早く的確な返答を下さり、
ディスカッションというよりは、
わたしが勉強させて頂いてばかりでしたが
社会人の方とお話させて頂く機会は本当に大切にしていきたいと改めて実感。

学生生活も残り少なくなってきたので、
伝えられる立場から伝えていく立場に変わっていけるよう
残り半年と少々ですが、研究に励みたいと思います。

2011年6月18日土曜日

体験授業フェア

上平研究室4年の門田です。
初めてブログを投稿します。宜しくお願いします。

今回は、6月12日の日曜日に行った高校生向けの体験授業フェアにて、上平先生のアシスタントをさせて頂いたので報告します。



「誰にでもわかるデザイン入門」という50分授業を開講し、当日は30人程の高校生やその保護者様、上平研の先輩方が参加して下さいました。
授業は20分程で先生が「デザインとは何か」ということついて簡単に講義を行い、
20分で簡単なワークショップを行い、残りの時間で振り返りを行うという内容です。
アシスタントは、同じ研究室の高橋さん、王くん、わたしの3人です。



講義を行っている上平先生


ワークショップでは、まず自分がどれだけの時間をかけてどのような手段で専修大学まで来たのかを、高校生ひとりひとりにツールを配布し、作成してもらいました。



ひとつのカードが10分を示しています。
たとえば徒歩で50分かけて専大まで来たのであれば、歩きのカードが5枚並びます。
また、電車ではシンボルカラーをペンで塗ってもらいました。
これらのカードをテープで繋げ、最後に吹き出しに時間を書いて帯は完成です。




帯が完成したら用意した模造紙を使い、自分の来た方角に貼ってもらいました。







こんな感じに完成しました。
今回は北、北東から来てくれた方が多かったようです。


最後に振り返りを行い、体験授業は終了です。
高校生はしっかりとメモをとり講義を聞いていて、とても感心しました。
ワークショップでは手際が悪く、時間が押してしまいすみませんでした…

2011年6月12日日曜日

第4回WebUX研究会に行ってきました

こんにちは。上平研究室4年の武田です。
自分の活動で得たことや体験したことを書き残していきますのでよろしくお願いします。

***

6月4日(土)にKDDI Webコミュニケーションズで開かれた第4回WebUX研究会に参加してきた。
私はWeb上でのUX(ユーザエクスペリエンス)に興味を持っており,
卒業制作ではその研究に専念するつもりである。
その研究のためには何よりも現場の動向や生の知識が必要。
今回はそのスタートダッシュとしての参加だった。
この研究会には50名ほどの参加者が集まった。学生は自分を含め3名で、とても緊張した。


当日は早めに現地入りし、受付や会費関連の事務作業をお手伝いさせていただいた。
横浜メディアアーツ専門学校の浅野先生に指示を仰ぎながら会計チェックや受付応対を行った。
同専門学校のツチヤくんと協力し、無事任務完了。ありがとうございました。

さて、この日の内容は下記のとおり。

■第一部
・社会人の“学び”を促す“学び”のプロデュース術: AIITデザインプログラムの経験から:千葉工業大学の安藤先生
・社内HCD勉強会の振り返り:サイバーエージェントの鈴木さん
・Webメディア企業による学び合いコミュニティ「ShibuyaUX」:GMOメディアの伊藤さん
・HCDを学ぶコミュニティ“hcdvalue”の価値:ECナビの榎本さん
・UXデザインプロジェクトガイド :ネットイヤーグループの坂本さん
・マルチデバイス時代のUX:楽天の脇阪さん
■第二部「WebとUXデザイン」パネルディスカッション
パネラー:浅野先生・安藤先生・楽天脇阪さん ネットイヤーグル―プ坂本さん・アクアリンク平野さん


HCDの研究・現場を知るという目的で参加した自分にとっては、
大学で学んだプロセスを更に掘り下げた内容や初めて聞く方法論や
キーワードが多数あった。
自分の知らない言葉が一つあるだけで、会場に溢れる貴重な情報の宝庫に
手が届かずどんどん取り逃がしている悔しさがあった。
もっと勉強しなければと痛感。

また、研究室のメンバーにとっても有益と思われる新しい知識や情報は持って帰って
メンバーに報告し共有した。
しかし一部内容を自分の知識不足により消化しきれない状態のまま共有したので、
メンバーに上手く伝え切れた自信はない。
上記の勉強不足に加え、専門的な講演内容を自分なりに解釈して第三者に伝えると
いうスキルの不足も痛感した。

日頃の積み重ねであると思うので、今回勉強したことを基に
これからも地道に経験を重ねたい。


閉会後は懇親会に参加した。

初めてなのでとりあえず名刺をウン十枚と刷りためて持って行ったのだが、
いつの間にか在庫が無くなってしまった。
このような場には参加者全員と名刺交換する気持ちで枚数を準備していくべきだろう。

いろいろなフィールドで活躍されている社会人の皆さんと
自分の研究内容や人生、就職など多様なお話をすることが出来た。

もちろん研究会の内容についての掘り下げた議論の花があちらこちらで
咲いていたことは言うまでもない。

「飲み会」で知識や議論を深め学ぶ、という大切さを実感できた懇親会であった。


さいごに。

今回は参加して講演を聴くとともに裏方での仕事もいただいた。
それは決して楽ではないし責任がある。
初めてのことに慌てたり、厳しい指示をいただいたりしたが、社会人になったら出来て当然のことばかり。
このような場で経験を得ることが出来るのは本当に自分の成長につながる機会になった。

また、今回知り合った学生メンバーのブログを拝見してみると
自分ももっと頑張らないと、と正直焦った。
講演者のお話に「会社の外の世界を見ることが必要」とあったが、
まさに自分も外の刺激を受ける機会をたくさん逃していることに気づかされた。


振り返ってみると自分の失礼な行動や言動も多々あったと思う。。。
温かく接していただいた皆様に感謝いたします。
そして熱心に助言をいただいた主催者の浅野先生、ありがとうございました。

活動ブログスタート!

上平研究室(4年),上平プロジェクト(3年)の学生たちによるブログをはじめました.
自分達の行っている研究活動や,その他関連する話題を発信していきたいと思ってます.
持ち回りで週に2回程度,記事を更新していく予定です.
どうぞよろしくお願いします.