2012年12月10日月曜日

ハンドメイド製品における経験価値を高めるためのインフォグラフィックスの制作

こんにちは。上平研究室の佐藤瞳と申します。
今年もいよいよ残りわずかとなってしまいました。
研究室のメンバーも寒さに負けることなく、
日々自分の研究と向き合って頑張っています。

さて、今回は私の研究内容について紹介させて頂きたいと思います。

ハンドメイド製品における経験価値を高めるためのインフォグラフィックスの制作


近年、ハンドメイド製品が多くなってきました。
しかし、ハンドメイドの良さは知らない人にはなかなか伝わりにくく、
商品をそのまま店頭で売っても、生産プロセスや作り手側の手間暇かけた
こだわりや思い入れは見られないし、そこに価値は感じられにくいです。
その見えにくいところを可視化する手法といて、
ここではインフォグラフィックスに着目します。

※インフォグラフィックスとは
 あるひとまとまりの情報を視覚的な要素を用いて、
 ユーザにわかりやすく伝えることを狙った図表現の総称です。

ハンドメイド製品の制作過程を可視化し、購入者にも見れるようにすることで、
新しく会話や物語を生み出し、製品に関する経験価値を高めることが目的です。

本研究では、経験価値を高めるインフォグラフィックスの制作を行い、
実際の製品に添付して実験を行います。
購入者の経験価値にインフォグラフィックスが与えた要素を検証し、
インフォグラフィックスの利用展開に関する可能性を考察します。


実験にあたって、向ヶ丘遊園にあるクラフトビアの製造所兼バーで
ある「ムーンライト」の協力を得ました。

どんな風にクラフトビールを造っているのかを取材し、
実際に手造りビール教室に参加するなどして調査を行ってきました。

インフォグラフィックスは、みなさんに手に取って見てもらえるように
クラフトビールの瓶の首にかける豆本を制作しました。

今製作中の物はこういったものです。
これからもう少し手直しをしたり種類を増やしていって、
実際に瓶にかけて販売し、調査していきたいと考えています。

以上が私が研究している内容です。
最後まで見てくださり、ありがとうございました。



佐藤 瞳

2012年12月3日月曜日

川崎市多摩区の町興しのプランニング:松本慶大


こんにちは。
上平研究室の松本慶大と申します。

今年も残すところ後1カ月。
マヤの予言では今年の12月に世界滅亡と言われておりますが、
そんなことは気にせずに1月の発表会へ向け、せっせと研究を進めております。


さて、そんな松本の研究テーマです。
「川崎市多摩区の町興しのプランニング

川崎市多摩区には
生田緑地、藤子・F・不二雄ミュージアムなど、全国的にも有名な場があります。

◎藤子・F・不二雄ミュージアム 
20128月 来館者50万人突破(開館から1年)1
◎生田緑地
 施設入場者 年間約50万人 2] 

多くの方が多摩区に来ているのです!

ですが、町が賑わっているかというと・・・
そのようには見えません。

「〇〇へ行く」と目的地を決めたら、その場以外には行かず、そのまま帰ってしまうのが現状です。

この多くの来場者を目的地以外へ流さないのは、多摩区としても惜しいことなのではないでしょうか。

そこで私は
「ついつい町へ繰り出したく仕組み・仕掛けを作る」ことを考えました!


町へ繰り出させるための方法として、
スマホアプリを利用した、デジタルスタンプラリーの実施を目指します。

ARマーカーを読み取ると、
ある画のようなものがスマホ画面上に飛び出てきて、それを写真で撮る形です。
画は現在の多摩区に関連のある文化を組み込んであります。
(ここ、詳しく書きたいのですが、諸事情で伏せさせていただきます。すみません。)


ARってなに?」と疑問に感じた方は下記URLを参照してください!!
とてもわかりやすく説明が書かれていますので、イメージが付くかと思います。

  いまさら聞けないAR(拡張現実)の基礎知識


思わず撮ってみたくなるような画をいくつも用意し、
「次はここを撮りに行こうよ」という行動を自然に促すようになっています。

ARマーカーも目立ちつつ、町の景観を崩さない作りを考えています。
ARマーカーを設置する箇所も、商店街や料理店などが近場にあるところにします。
そうすることで、
「ちょっとここで休んでいこう」
「ちょっとお腹減ったし食べていこう」
という「ちょっと」の気持ちを産み出すことを目指します。

以上が町へ繰り出させるための方法です。


プランニングということなので、
実際にアプリ制作等は行いませんが、アプリ・ARマーカーの面白さが
町を巡るための肝になるので、丁寧に企画を立てています。

制作費用、予想収益、ARマーカー設置場所の特定など、
しなくてはならないことはまだまだまだありますが、
全力で頑張ります!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!


松本慶大



 参考
 [1] 日本経済新聞(2012 8月) 

[2] 第1回生田緑地ビジョン策定検討委員会 資料 2009)