2011年8月16日火曜日

中間発表パンフレット制作〜このチームだからこそ、この発表だからこそのパンフレットを作る〜


はじめまして。
上平プロジェクト2011、チームMaSCの加藤です。



今回は、私の所属しているデザイン班の活動の一部をご紹介させて頂きたいと思います。



その前にまず、デザイン班について簡単に説明させて頂きますね。

チームMaSCの中には、いくつかの班があります。

・デザイン班・・・ポスターやパンフレット、レジュメ、web、アプリのパーツなどを制作
・分析班・・・アンケートやユーザーテスト、要求仕様、問題解決などを担当
・システム班・・・アプリ実装の際のプログラミングやデバック処理、仕様書を作成
・プレゼン班・・・発表におけるプレゼンの流れを考え、プレゼンを行う

見ての通り、デザイン班の主な活動は、ポスターやパンフレット等の制作ですね。後期になればアプリのパーツ作りもやっていきます。



7月30日に行った中間プレゼンでのデザイン班の活動は、ポスター・パンフレット・プロトタイプ(Flash)の作成でした。

その中でも私はパンフレットを担当させて頂いたので、今回はパンフレットについてお話しようと思います。



まず、これは私が最初に作ったパンフレットです。
手書きメモでちょっと見にくいかもしれないです。すみません。



















このパンフレットを先生に見せて、指摘されたのがオレンジの文字です。
一目で大分指摘されていることが分かると思います(笑)
ここでは、指摘された部分について、何故指摘されてしまったのかを説明することにより、
パンフレットの善し悪しを学んで頂けたらと思います。



■プロジェクト名とテーマ(キャッチフレーズ)は近くに配置する

改正前、私はプロジェクト名を下に、テーマを上に、と2つを離して配置していました。
しかし、中間プレゼンでは私たちの他にも多くのプロジェクトが発表をし、パンフレットを作っています。
ということは、このパンフレットは自分のプロジェクトのものだよ!とすぐに分かった方が良いですよね。
私のパンフレットは、せっかくテーマを上方にボンッとすぐ目に入るようにもっていったのに、その近くにプロジェクト名を配置しなかったために、それがどのプロジェクトのテーマなのかすぐに分からないのです。
ですから、プロジェクト名とテーマは近くに配置し、「このテーマは自分たちのものだ!」とすぐに分かるようにするのが良いのです。



■このプロジェクトだからこそ!を書く

「アプリ起案までの流れ」という部分で、私は「アプリのアイデア出し」とか「アイデアの絞り込み」について書きました。
ですが、この2つは、このプロジェクトだからこそ!ではないのです。
スマフォのアプリを作るプロジェクトなのだから、アプリのアイデア出しは当たり前、そのアイデアを絞り込んでアプリを決めていくのも当たり前ですよね。
アプリを作っている企業なら誰でもやっていることだろうと思います。
例えば、「シンガポールでの海外調査」や留学生にインタビュー等を行った「ユーザーの実体調査」というのは、日本に滞在する外国人をターゲットとした私たちしかやっていないことです。
上平プロジェクトのパンフレットなのだから、“上平プロジェクトだからこそ!”を書かないとこのパンフレットの魅力が薄れてしまうのです。



■人を惹き付けるタイトルに

改正前の各項目のタイトルを見ていただくと分かると思うですが、タイトルがパッとしないですよね。
特に「企画の具体案」は、確かに「企画の具体案」を説明しているけれども、事務的な名前すぎてパンフレットを見る人を惹き付けられるようなタイトルではありません。
事務的な名前って、特に見る気起こさないですよね。
なので、魅力的なタイトル、というのは気を使うべきところなのです。



■その場に見合ったパンフレットを

今回このパンフレットは、中間発表で使うために作ったものでした。
その中間発表は、何をするための場なのかというと、現時点でのアプリのコンセプトを主体に発表する場でした。
それなのに、私がパンフレットで書いているのは、“機能”の説明です。
今回の発表の場で説明すべき“コンセプト”の説明よりも"機能”の説明ばかりをしてしまっていたのです。
それはこの発表の見合ったパンフレットとは言えませんよね。
ユーザーにとって、このアプリがどのような利益をもたらしてくれるのか、ということを交えながらコンセプトを書くべきでした。



■白黒で"しまり”のあるデザインに

中間発表では、パンフレットはA4の紙2枚まで、白黒印刷という制限がありました。
制限があるにせよ、その制限を上手く活用しきれなかったのが、私の最初のパンフレットでした。
私のパンフレットは、白黒をうまく活用しきれていないために、全体がぼやっとしています。
黒を使うにも、真っ黒を使っていなかったのです。
グレーという中途半端な色を使いすぎてしまって、せっかくの白黒パンフレットがしまりのないパンフレットになってしまいました。
白黒という制限の中、いかにうまくその制限を活用するか、技量が問われますね。




他にも、日本語のニュアンスですとか、字体についてもご指摘を頂きました。


これらのアドバイスを先生にいただき、できたのが以下のパンフレットです。


上で紹介したパンフレットとは、大分内容もビジュアルも変わっていると思います。



今回はパンフレットを作るにあたり気を使うべき事や注意すべきことを私の失敗談をベースにお話させていただきました。
今後、皆さんがパンフレットを作成する上で少しでもお役に立てたらと思います。