上平研究室の中川と申します。
本日より、2014年度上平研究室のブログを始めます。
13人の研究室のメンバーが自身の研究活動や
その他の活動について執筆する予定です。
それでは、何卒よろしくお願い致します。
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さて、研究室が始動してから2ヶ月が経とうとしております。
自分が取り組む予定の研究テーマについて、
この場を借りてまとめてゆこうと思います。
自分は現在「図解術の習得支援ツールの開発」をテーマに設けています。
ひらた〜〜〜く言えば、「お絵かきスキルを身につける」ということです。
絵がかけるのは、いいことです。
コミュニケーションが活発になりますし、
想像を視覚的に表現できれば、相互理解を深めることができます。
そして、誰でもペンと書ける媒体さえあれば使える、超お手軽なスキルなのです。
せっかく絵をかける体を持っているのです。
描けたほうが、いいじゃないですか!
というのが、自分の研究テーマの理由です。
さて、図解術というのは、原田泰さん著「図解力アップドリル」という本で
紹介されている言葉です。
「かたちにとらわれず、対象や表現の本質的な部分を見て、
さまざまに工夫した方法でそれを視覚化し、共有できるようにすること」
このように記述されています。難しいですね。
これをもっと会議や議論にマッチさせた、
グラフィックファシリテーションというスキルがあります。
会議や対話の内容を、リアルタイムで構造的に絵や図で表すスキルです。
話が視覚的に分かるので、議論を活性化させることができます。
研究では、ここまで高度なワザの習得は求めない予定です。
研究成果物を通して、ユーザ一人ひとりの表現力の向上ができれば、
というふうに考えています。
先日、油絵や彫刻を学んできた美術系学校出身の女性に、
「机を囲み、3人が椅子に座って話し合っている絵を描いてください。棒人間でOKです。」
というお題を出して、描いてもらいました。
結果、彼女は描けませんでした。
棒人間のどこから腕を書けばいいのか?などといった細かい部分に悩み、
最終的に机に3人を配置させることができませんでした。
デッサンや油絵が上手な人だからといって、
らくがきレベルでも情景を表すのは簡単ではないのかもしれません。
らくがきはスキルは関係ないのかも・・・
と、こういったかんじで調査を進め、アプローチ方法を探っていきたいと考えています。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。