2012年9月23日日曜日

シビックプライド醸成を目的とするワークショップキットの制作:船江周平


はじめまして。
上平研究室 4年の船江周平です。


本日から専修大でも後期授業が始まりました。
夏休みも終わってしまいました。。。


休み気分も抜けていませんが、本日は私、船江周平の卒業制作のテーマとその進捗に関してお話しさせて頂きます。


テーマ:[シビックプライド醸成を目的とするワークショップキットの制作]


ご存知の方もいると思いますが、シビックプライドとは「市民がまちに対して誇りや愛着を持ち、自分たちがまちを創っているという当事者意識を持つこと」であり、近年、持続可能な地域活性化の手法として注目されています。


地域活性化の手法としてまず始めに思いつくのが、ご当地キャラなどを用いた外向きのイベントなどです。


しかし、外向きのイベントは一過性のものであるため、持続的に地域を活性化させることが難しいということがわかってきました。


地域が末永く活性化するためにはどうすれば良いのでしょう?


その答えは、その地域に住む「市民自身」がまちづくりに携わってゆく中で培われる郷土愛(シビックプライド)の中にあります。愛着や誇りを持って、地域参画することで市民自身が地域を良くしてゆくのです。


シビックプライドを醸成させるためには個人個人に働きかけるのではなく、まず地域に根ざすコミュニティーにアプローチしなくてはいけません。地域を創っているのは大小様々なコミュニティー(自治体)だからです。


このように地域コミュニティーや市民にシビックプライド(都市に対する愛着)を持ってもらうには時間をかけて数多くの行程を踏んでもらわなくてはなりません。


普通にワークショップを行うと10年以上かかってしまうでしょう。。
この卒業研究にはあと半年しか時間は残されていません。


そこで、本研究では、始めの始めの部分「地域にある文脈を共有し、地域に対する関心をもち、考えを深めてもらう」までの段階を取り扱うワークショップキットを開発します。


前期は川崎市にある三田子ども文化センターにて参与観察を行わせて頂きました。調査の結果、子どもたちは遊びの中で、学び、地域と関わっていることがわかりました。


そして、現在ワークショップ案の構想を練りつつ、まちづくり系のワークショップの実践事例を読んでいるところです。


今後はキットを開発しながらも、ワークショップで生み出されたアイデアをまとめ、地域と共有するwebサイトを構想しております。


今回はここまでです。非常に漠然としたものになってしまいましたが。。。
お目を通していただき、誠にありがとうございます。
それでは、失礼いたします。


専修大学4年 上平研究室
船江周平

2012年9月21日金曜日

【前期活動報告1】多摩区内3大学学生交流会

皆さんこんにちは。

専修大学ネットワーク情報学部4年
上平研究室の太田です。

いよいよ長い夏休みも終わりました。
後期の活動が本格的に始まる前に、前期の活動をまとめようと思います。


一つ目は、だいぶ前の話ではありますが、7月3日に行われた3大学学生交流会の話です。

生田周辺にキャンパスを構える明治大学、日本女子大学、専修大学の3大学の学生が集まり、互いの研究成果を報告し合いました。


■「SAKU LABO(サクラボ)」 日本女子大学・人間社会学部

研究室メンバーは読売ランド駅前の商店街にある「SAKU LABO」前に集合、そこで研究についてのご説明を頂きました。


「SAKU LABO」は日本女子大学人間社会学部の学生さん方による地域交流団体です。
読売ランド駅近隣の住民の皆さんと連携しての企画を多数行っており、商店街とのコラボ商品も販売しています。


こちらが中の様子。お寿司屋さんがあった場所を改装して成果発表の場所にしています。アットホームな雰囲気が良いですね。


活動成果を紹介するパネルの数々。数多くの活動をしているのが分かります。絵本の読み聞かせもしているそうですよ。 


■3大学学生交流会

続いて日本女子大のキャンパスに移動し、3大学の学生が一堂に会しての交流会が開かれました。


各研究室が順に研究内容を発表していきます。



我が研究室の発表ですが、一番の見せ場で見事にオチを作ってくれました(笑)

その後、テーブルごとに交流を兼ねた意見交換が行われました。
あっという間に時間が過ぎてしまい、あまり話せなかったのが残念でした。


■「学生まちなか研究室」 明治大学農学部 本所ゼミナール

3学交流の後、明治大学・本所ゼミナールの学生さん方が運営する「学生まちなか研究室」を見学しました。


 駅前の商店街に溶け込んだ研究室。サクラボに通じるものがあります。


中には駄菓子の販売スペースが!
駄菓子好きの私にはたまりませんでした。子供たちも興味を持って近づいてきそうです。


奥にはテーブルを中心に広いスペースがあり、学生と地域住民との交流の場になっています。
子供に勉強を教えたりもするらしいです。


■まとめ

大分前の話ではありますが、結構今でも覚えています。
どの研究も非常に面白いもので「俺らも負けてらんねえ!」と強く感じました。

でも、他大学の学生と交流できるのは互いに刺激になっていいものですね。
北海道の時にも感じましたが、同じ場所で固まってると発想まで凝り固まってくるとつくづく感じました。



働く親子のコミュニケーションを促進するための記録絵本の制作


こんにちは!上平研究室の甲斐と申します。
4年生になってからすでに半年が経過していますが、私の現在進めている研究内容について書いていきたいと思います!



●研究概要

私の研究テーマは「働く親子のコミュニケーションを促進するための記録絵本の制作」です。
女性の仕事に対する意識の変化、育児休暇の推進、不況の影響などにより、共働きを選ぶ夫婦が増えてきています。そのぶん育児にかける時間は減り、子供がさみしい思いをしたり、親は子供の成長を見逃してしまうのでは?と考えました。

そこで、

こどもの成長のかけがえのなさに気がつく
こどもとのコミュニケーションの大切さを忘れないでいられる
その後のよりよい親子関係を育むことにつながる!

という流れになるのではないかと仮説を立てました。

そこから私は「こどもの成長のかけがえのなさに気がつくことができ、さらに子供とのコミュニケーションをはかることができるもの」を作ることを考えました。
それが今回のテーマでもある「働く親子のコミュニケーションを促進するための記録絵本」です。
「子供にとっても親にとってもいい」という欲張りな仕様は、親子の一緒に過ごせる少ない時間を有用に使いたいという考えからです。



●記録絵本について


写真はプロトタイプですが、こうした電子書籍の形を取りたいと考えています。紙でない主な理由は、こどもの成長を絵本に記録することで、ストーリーに分岐を持たせるためです。
分岐したストーリーの中で子供が成長するごとに絵本の登場人物のできることが増え、結果として子供の成長を親に示唆していきたいと考えています。
そうした成長の示唆が子供の成長のかけがえのなさにつながるのかなと考えながら、今は絵本の制作を進めているところです。

これからは絵本を実際の働く親子に試してもらってはまた作り直し、ということを繰り返しながらよりよい記録絵本を作っていきたいと思っています!



今回はここまでです。今後もがんばります!

2012年9月5日水曜日

3大学合同研究発表会

久しぶりの更新ですね。
こんにちは、以前にも投稿させていただきました、中田です。


今回は北海道で行われた3大学合同研究発表会についての記事です。

千葉工業大学、安藤先生の研究室
北海道情報大学、安田先生のゼミ室
専修大学 、上平先生の研究室

参加したのは以上の研究室とゼミ室です。


スケジュールは
8月31日に顔合わせ、9月1日に研究発表会です。



顔合わせ


8月31日の顔合わせでは、北海道情報大学の一室を使用させていただき、それぞれの大学や研究室、ゼミ室の紹介をし、互いのことを知ることから始まりました。この紹介が終わった後、北海道情報大学生による学内の案内があり、学内を探検することができました。
校舎が綺麗で自然に囲まれていて、とても過ごしやすそうな大学です!

 








研究発表会


9月1日の発表はスライドを使って1人4分間の発表、その後パネルを使っての発表でした。
スライドでの発表では先生方からのコメントをいただき、パネルでの発表では他大学の学生からもコメントをいただくことができるようになっていました。








今回の3大学合同研究発表会では、互いの発表について知っている研究室内で得られる意見とは違い、とても新鮮味のある意見やアイデアを得ることができました。
また、学生間で多くの刺激を与えあえる素晴らしいものであり、本当に有意義な時間を過ごすことができたと感じています。

今回、お世話になった先生方、学生の方々、本当にありがとうございました。