2012年6月5日火曜日

音を使ったコミュニケーションツールのデザイン

こんにちは

2012年上平研究室の加藤です。

今回は私の研究テーマについて説明させて頂きます。





私は「音を使ったコミュニケ—ションツールのデザイン」をテーマに研究を進めています。

“音”にも様々な種類がありますが、今はその中でも“音楽”に絞って活動中です。
理由はとてもシンプルで、自分が音楽をやっており、音楽を広めたい、音楽の知識を研究で活かしたいと思ったためです。

現在小学生をターゲットに、小学生と音楽の関わりを調べています。





研究状況についてです。

先々週、実際に小学生にインタビューを行なってきました。
小学6年生の男の子で、ピアノを習っている子です。

今回はその中からいくつか紹介させて頂きます。


◆「音楽の授業で楽しいと思えるのはどんなときですか?」
→「合奏ということが今までと違う感覚で面白いです。合奏の方がダイナミックです。」
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ピアノを習っている子なのですが、ピアノは独奏でやっているそうです。
皆と合わせているということや、壮大なことが新鮮に感じられて楽しいようですね。
私は、小学生は自分のパートを弾くのに必死で皆で一緒に合わせているということが実感出来ていないのではないかと思っていたのですが、そうでもないみたいで驚きました。




◆「音楽の授業でつまらないと思えるのはどんなときですか?」
→「自分の声とうたの音程が合わないときはつまらないです。口パクしています。」
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これを聞いて、確かに小学生のときは男の子が声が出なくて苦労していたのを覚えています。
中には声変わりしている子もいますが、ほとんどの子がまだですからね。
声が出ないものを歌わせられるのは確かにつまらなそうです。
合奏では仕方がないことなのでしょうか・・・




◆「授業でやってみたいことはありますか?」
→「小学校の授業ではリコーダーと鍵盤ハーモニカが主体だから、もっと色々な楽器をやりたいです。」
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インターネットで、小学生の音楽の授業に関するアンケートをまとめた記事を読んだことがあるのですが、色々な楽器をやってみたいという小学生は多いみたいです。
そういえば、何故小学校ではリコーダーと鍵盤ハーモニカなのでしょうか。




◆「音楽を今後に活かしたいと思いますか?」
→「今はただ音楽を楽しんでいるだけで、今後のことは考えていないです。」
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この子にとって、音楽は息抜きだそうです。
だから今はただ音楽を楽しんでいるだけ。
中学高校になったら音楽を将来に活かしたいという子も多いのかなと思いますが、小学生のうちはまだそこまで考えないものなのでしょうか。





以上、面白いなと思う内容をいくつか挙げさせて頂きました。
男の子、ということもあるかもしれませんが、やはり歌うことより楽器を扱うことの方が楽しそうに感じました。
でも小学校の授業はリコーダーと鍵盤ハーモニカばかりですよね。
もっと色々な楽器を扱うような授業だったら、小学生の楽しみも増えそうです。


今後は、小学校で音楽を教えている先生にインタビューを行なう予定です。










また、ここからは私の研究に関係ないのですが、研究室で行なったワークショップを紹介させて頂きたいと思います。

先生が提案してくださったワークショップで、太いマジックを使ってキャッチフレーズを思いつくままに紙に書く、というものです。
今回は自分の研究テーマのキャッチフレーズを思いつくままに書きました。




鉛筆で細々とキャッチフレーズを考えるよりも、太いマジックを使って紙にでかでかとと書くことで、勢いに任せて書くことが出来ます。
あれやこれやと頭で考えてノートに羅列して書くよりも、こっちの方が良いキャッチフレーズが出てきそうですよね。







以上で、今回の記事は終わりにしようと思います。
長々と失礼致しました。
少しでも、私たちが行なっていることが皆さんに伝わっていたらなと思います。

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