2012年度上平研究室の吉川と申します。
今までこのブログに投稿していた吉川くんとは苗字が同じですが、別人なので少しややこしいかもしれませんがよろしくお願いします。
まず始めにこのブログの更新についてご説明したいと思います。
今年の上平研究室では「一週間に一度、研究室の誰かがブログを書く」ということに決定しました。(詳しい順序に関してはまだ今の段階では決定していませんが)
また、各自書きたい内容がある場合は担当かどうかは関係なく更新してもよいことにもなっておりますので、今までよりも格段に更新頻度が上がることになると思います。
より一層このブログが素晴らしいものとなるよう一同頑張っていきますので、よろしくお願い致します。
さて、ここからは私の話となりますのでゆるゆると見ていただければと思います。
私は研究室のテーマとして「食の知識を深めるサービス・デザイン」を挙げました。
理由は第一に、上平先生からファーマーズマーケット(※)のお話を聞いて興味深いなと思ったこと。
そして、昨年の震災の影響で注目されることになった「食」というものを、普段からもっと考えるべきではないのかと思ったからです。
※ファーマーズマーケット…その地域の農家が複数件集まり、自分の農場でとれた農産物を直接販売する市場。仲介業者がいないことから価格を安価に抑えられることや、直接生産者の顔を見ることで安心感を得ることができるのがメリットとして挙げられる。
私は消費者と生産者が直接コミュニケーションをとることができるこのファーマーズマーケットという市場に興味を持ちました。
どうしてもスーパーなどで買い物をするのが当たり前になっている以上、消費者は生産者のことをあまり知らず、生産者は消費者のことをあまり知らないという状況になってしまっていると感じました。
また、同時に消費者と生産者もお互いに情報を知りたがっている人は少ないのではないかとも感じました。これは食に対する意識の問題です。
消費者と生産者という立場を見直し、双方が食について知識を得ることができるものをなにか考えることはできないか、と私は考えました。
ここまでが、私の研究室でのテーマとそこに至った経緯です。
続いて現在の研究の状況についてです。
まず私は「そもそも農産物の直接販売はどのような仕組みで成り立っているのか」ということを調べるために地元の野菜直売所に赴くことにしました。
実際に販売されている様子を見て消費者はどのようにして農産物を買っていくのか、そしてどういう風にやり取りが行われているのかというところまで見られたらいいなーと思っていました。
幸いにも家の近くにあるということでいざ行ってみると…
どうやら無人販売所だったようで誰もいませんでした。
さらには、春野菜が収穫されるまでお休みするとの掲示までされていて、何もありませんでした。
消費者が買いたいときに買うために野菜をビニールハウス栽培が行われたり、安全を知るために生産者の顔を見ることができるラベルが貼られていたりと消費者にとって便利な世の中で、ここまで生産者が自由に販売を行なっているのはなかなかないと思います。
儲かることが最大に目的ではないような気がして、とても面白く感じました。
今後は生産者の方、そして消費者にもお話を聞いていきたいと思っています。
また、こうした直接販売をモデル化することでもっと分かりやすくまとめられればとも考えています。
長々と書いてきましたが、以上になります。
また次回の更新で報告させていただきますので、よろしくお願いします。
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