こんにちは。
上平研究室の太田と申します。
昨年は上平プロジェクトのメンバーとして、アジェンダについて書かせて頂きましたが、
1年はあっという間でプロジェクトは終わって現在は卒業演習の真っ只中です。
さて、話は変わりますが、去る5月4日に新横浜の横浜デジタルアーツ専門学校にて第9回情報デザインフォーラムが開催されました。
今回のテーマは「ワークショップ」
「情報デザインの教室」に次ぐ本の編集過程で出て来た膨大なワークショップ事例を「じゃあみんなで共有しましょう」と言うところから今回の開催に至ったそうです。
講演は「大学におけるワークショップ」と「企業におけるワークショップ」の二部構成で、大学で学生にデザイン教育を行っている先生方や、企業研修などを担当している方がそれぞれのワークショップ事例を紹介しておりました。
発表の様子を写真に収めました。
座席が遠かったので小さくスライドが写ってる程度ですが・・・
内容は専門家が集まるだけあって非常に高度で、学生には難しい部分も若干ありましたが、全く内容が分からないということはありませんでした。
特にHCD(人間中心設計)と言う言葉が出て来た時には「去年やったぜ(ドヤァ」という意味不明な優越感に浸っておりました(一回やったくらいでは自慢になりませんが・・・)
研究内容ももちろん凄かったのですが、手書きのメモ風スライドで講演された先生や、ホワイトボードでその場プレゼンを披露した先生もおり、単純に「見ていて面白い」という思いもありました。
下の写真は上平先生の講演の様子(と言ってもスライドしか映ってませんが・・・)
先生方の公演が終わった後は、場所を移してパネル発表が始まりました。
学生や院生の方が他大学の先生や企業の方を相手に自分の研究成果を報告していました。
上平研究室からは、上平先生が授業などで実践したワークショップ事例を5つほど発表させて頂きました。
発表内容は以下の通りです
1. Webサイトの情報設計(IxD基礎演習より)
2. タイプフェース神経衰弱
3. トーナルカラーを用いた色彩学習(グラフィックデザインより)
4. 立体の等量分割(IxD基礎演習より)
5. OurLife(IxD基礎演習より)
特に等量分割とトーナルカラーは好評でした。
等量分割は学生作品を持っていったのですが、手作りとは思えない精度の高さに驚いている方が結構いましたよ。
トーナルカラーについては、学生が選んだ「思い出の色」に注目が集中、「これを分析して傾向や、色と記憶の関係性を調べてみても面白いんじゃないか」と言う意見を複数の方から頂きました。
今回発表した5つの中で唯一授業外で出したのが「タイプフェース神経衰弱」です。
神経衰弱と同じ感覚で同じ書体(タイプフェース)のペアを合わせるというものです。
パッケージを2つ作ったのですが、あっという間に売れてしまい、追加予約が殺到するという嬉しい結果になりました。
私も制作を少しお手伝いさせてもらったので予想以上の好評には嬉しいものがありました。
パネルセッション終了を持って情報デザインフォーラムは終了
その後、はるばる滋賀からお越しになった成安造形大学の学生さんとご一緒にお食事させて頂きました。
研究の話から、学生ならではのあるある話など、様々なお話が出来て面白かったです。
ゴールデンウィーク中に行われた今回の情報デザインフォーラムですが、ハイレベルの研究と意欲的な学生に触れられる非常に刺激的なイベントでした。
是非、次回も参加させて欲しいと思います。
もっと個々の発表や講演にも触れたかったのですが、今回はこの辺にしておきます。
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