2014年10月22日水曜日

研究テーマについて

はじめまして、上平研究室の赤石です。
私のテーマは「児童育成施設における自作メッセージギフトのためのツールキットの開発」です。
テーマの決まった経緯と、今後について記したいと思います。

現在、横浜市にある児童育成施設にて協力をさせて貰っています。
この児童育成施設とは、平たく言ってしまうと学童ととても似ている空間です。
学校が終わってから、放課後の子どもたちの創造性や社会性を学ぶ遊び場であり、働く親御さんを待つ施設でもあります。親御さんにとっても安心して子どもを預けられる場所です。

毎日、利用している子どもは小学1年~3年が40人程度です。
そして、毎日、親御さんを待つ子どもは2~5人程度です。

前期期間の6月から7月で、この施設はどのようになりたっているのかを調査しました。
調査方法は参与観察と従業員の方への質問です。
親御さんを待つ子どもたちの様子です。
調査1回目、3,4人が各々遊んでいた事に気が付きました。
調査2回目、「折り紙を教えて」と集まってきました。
その際に折り紙本を見ながら「いつもここから難しくて分からないの、教えて」
と言ってくれました。そして、完成させた折り紙は親御さんにプレゼントするのだと言っていました。

私はこの親御さんにプレゼントしたいという気持ちを大人が居なくても子どもたちだけで完成させられるものを制作しよう、と思ってテーマを決めました。

パズルや積み木ように組み合わせる事で自分だけの作品が出来、その作品を働く親御さんに形としてあげられるものとしてスタンプキットを作ります。
学校に大量に余る裏紙で練習ができ、組み合わせ次第で作品を変えられ残せる、と
いう点でスタンプにしました。

寂しい気持ち(本当の所は分かりません、あくまで1人で遊ぶ後ろ姿がそう見えただけです)は私のような外部の存在や、係る従業員の方、両親が迎えに来た時に解消されてました。
なら、子どもたちが進んでしている事、したい事を形にできるものを作ろうと思った経緯です。

前期の真っ直ぐな気持ちを見失い、今は作業が滞っておりますが今後どうにか頑張って、子どもたちに喜んでもらえるものを作りたいと思います。
最終目標は子どもたちが笑顔で作って、親御さんにあげているその姿を見る事です。

0 件のコメント:

コメントを投稿