2014年6月17日火曜日


はじめまして上平研究室の小菅と申します。
自分はブログというものが苦手ですが、書かせていただきます。


現在自分は上平研究室にて自分の研究、もう一つ3年時から引き続き、続けている活動があります。
今回は後者について書かせていただきます。


 テーマは「異言語コミュニティにおいてのDIY型ビジュアルサイン作成ツールの開発」というものです。



 現在、訪日外国人の数は増加傾向にあるのはご存知だと思いますが、今年の3月は過去最高だったそうです。日本の人気にあたらためて気づかされますね。ただもしその外国人が話しかけて来た時、どれほどの日本人が対応できるのでしょうか。

 多くの人が動揺し、なにをいっているかわからない!ってなると思います。話しかけて欲しくないっていう人もいるでしょう。ただこれからも増えるであろう外国人とその現地にすむ自分たちがずっとこの関係でいたら、これからもコミュニケーションに関する問題は増えていくでしょう。今度オリンピックもありますしね。こういった問題を解決できないかというのが本活動の始まりです。




訪日個人旅行者が感じる不便・不満のトップは「外国語標識」の不足



実際外国人の方々はもう困っています。これは外国人が日本に来た時不満に感じたことに関する調査です。1位は外国語の表記の無さ。

外国語の表記の無さ。これって意外に改善しにくいんですよね。
以下は去年の現地調査の内容です。

横浜駅

これは横浜駅での写真です。もうなくなった場所を黒いガムテープでかくしているんですが、書いてあるのが看板のためこうするしかなかった感が伝わってきますね。
あとは英語が併記されているのもまばらです。駅でこれなんだから外国人も困ると思います。



じゃあ外国人の対応が頻繁にあるゲストハウスや留学生が住む専修大学国際研修館はどうなっているかと言いますと・・・
国際研修館

ゲストハウス
これらを作っているのは管理人さんです。だいたい英語の長文で、内容の変更が可能な紙媒体が多く、丁寧な場所ではラミネート加工しています。やはりテキストベースの貼り紙はみづらく、理解するのにも時間がかかりますね。

 また場所にもよりますが、ゲストハウスはスタッフはほとんど一人です。こうなると対応できる人数にも限りがありますから、このような貼り紙で指示・案内するしかないのも事実ですね。貼り紙の数が多いのはその影響です。



このような問題、現状をみて自分たちが考えた解決策が「DIY型ビジュアルサイン作成ツール」です。視覚言語をご存知でしょうか。
トイレのサイン
よくピクトグラムとも呼ばれています。一番有名なのはこのトイレのサインですかね。このように視覚を利用した言語の総称を視覚言語と言います。外国でも使われているものも多く、絵ということで言語の壁を超えた意思伝達(案内・指示・注意など)ができます。


このサインを利用し、管理人さんが必要だと感じた時、簡単にビジュアルサイン(貼り紙)を作れるツール、「PixC」を開発しました。
現在はC++で開発したソフト版しかないのですが、今後の活動のこともあり、ブラウザで動くように作業しています。

PixC画面


以上となります!ほんとはもっと書きたかったんですが、このぐらいにしときます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!今後また動きがありましたらご報告させていただきたいですね。





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